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グリーンサイトをまるっと解説!登録に必要な書類は何?料金はいくら?

建築コラム

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グリーンサイトの必要書類と料金体系

労務安全書類などの書類仕事の効率化に有用なクラウドサービス「グリーンサイト」
導入するとさまざまな恩恵にあずかれることから、利用を検討している方は少なくありません。

しかし、いざ登録しようと動き出したときに、「必要書類は?」「料金体系は?」と疑問が湧いてくる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、グリーンサイトの登録時に必要な書類と利用料金を解説します。
ぜひ最後までご一読ください。

グリーンサイトの概要とメリット

まずはグリーンサイトのあらましとメリットを見てみましょう。

グリーンサイトってなに?

グリーンサイトとは、労務安全書類(グリーンファイル)を簡単に作成し、確認や電子提出まで行える会員制の有料クラウドサービスです。
三菱商事株式会社から分社した株式会社MCデータプラスによって運営されています。

協力会社はもちろんのこと、元請会社にとっても利便性の高いサービスです。
そのため、サービス提供開始以降、多くの建設会社に利用されています。

関連記事:[グリーンファイル]作業環境は適切に整備されていますか?現場管理に役立つ労務安全書類を9つご紹介!

グリーンサイトのメリット

グリーンサイトのメリットは以下の通りです。

・作業員情報などの登録データを自動で再利用できるため、書類作成が簡単
・インターネット上での書類提出が可能なので、時間やコストを減らせる
・工事にかかわる免許や建設業許可などの有効期限をまとめて管理できる

上記にご紹介したほかにも、さまざまなメリットがあります。
グリーンサイトのメリット・デメリットについて詳しく知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。

関連記事:グリーンサイトとは?サービス内容の解説とメリット・デメリットまとめ

グリーンサイトの登録に必要な書類

グリーンサイトを利用するには、インターネットによる申し込み後、運営会社に各種書類を送付する必要があります。
インターネット申し込みについては、こちらで詳しく解説しています。

関連記事:グリーンサイトの登録方法を解説!困ったときの問い合わせ先もご紹介!

送付する必要書類は、法人と個人事業主では少し異なります。
法人・個人事業主それぞれの必要書類は下記の通りです。

法人の場合/th>
・利用申込書
・印鑑証明書
・履歴事項全部証明書
個人事業主の場合
・利用申込書
・印鑑登録証明書
・住民票

出典:グリーンサイトのご紹介―協力会社様向け―|グリーンサイト

各書類を1つずつ見てみましょう。

・利用申込書

インターネット申し込み後にグリーンサイト側から自動で送られてくる「利用申込み確認メール」に、利用申込書のPDFファイルが添付されています。
PDFファイルを印刷し、必要事項を記入しましょう。

「社印」の欄には、法人の場合は会社の印鑑証明書に記載のある印影(押印のあと)にて押印します。
また、個人事業主の場合は、個人印の印鑑登録証明書に記載されている印影にて押印してください。

・印鑑証明書・印鑑登録証明書

法人の場合は会社の印鑑証明書、個人事業主の場合は個人印の印鑑登録証明書を用意しましょう。
なお、いずれも原本で発行6か月以内のものを用意する必要があります。

・履歴事項全部証明書

法人の場合、会社の登記事項証明書のうち、履歴事項全部証明書の原本(発行6か月以内)を準備しましょう。

履歴事項全部証明書は、法務局窓口やオンライン、郵送で請求できます。

・住民票

個人事業主の場合、役所窓口などで取得できる住民票の原本(発行6か月以内)を用意します。

グリーンサイトの料金体系

グリーンサイトの利用料金は、協力会社と元請会社で異なります。

協力会社の料金

協力会社の場合、下記の料金(税別)が必要となります(2022年8月現在)。

・初期設定料金…1万円
・ID利用料(1名の場合)…4,800円/年
・ID利用料(10名の場合)…1万2,000円/年
・追加利用料(追加10名ごと)…+1,000円/月

元請会社の料金

元請会社の場合に必要な料金(税別)は以下の通りです(2022年8月現在)。

・初期設定料金…30万円
・ID利用料(1名の場合)…4,800円/年
・ID利用料(10名の場合)…1万2,000円/年
・追加利用料(追加10名ごと)…+1,000円/月
・プロジェクト利用料…1プロジェクトあたり2,500~7,000円/月

プロジェクト利用料は、プロジェクト数により1プロジェクトあたりの料金が変わります。

出典:グリーンサイト公式ページ

あとがき

今回は、グリーンサイトの登録時に必要な書類と料金体系について解説しました。

グリーンサイトの提出書類は法人と個人事業主で異なり、役所窓口などへの請求が必要です。
また、グリーンサイトの料金体系は協力会社と元請会社で異なり、利用する人数やプロジェクト数によっても変わってきます。

有料ではあるものの、業務の効率化に非常に役立つグリーンサイト。
料金体系に納得できる場合は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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