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建設荷役車両安全技術協会(建荷協)とはどんな機関?その目的や活動内容を徹底解説!

建築コラム

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建設荷役車両安全技術協会(建荷協)とは? 目的や活動を徹底解説!

フォークリフトや油圧ショベルなどの建設荷役車両は、建設作業に欠かせないものの1つですよね。

しかし、建設荷役車両は建設作業をスムーズにしてくれる半面、管理や作業方法を誤ると、重大な事故を引き起こしてしまう危険性もはらんでいます。

この記事では、そのような建設荷役車両による事故を防ぐために活動する団体「建設荷役車両安全技術協会」について、分かりやすく解説しています。

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建設荷役車両安全技術協会(建荷協)とは?

「公益社団法人 建設荷役車両安全技術協会」は、略称を「建荷協(けんにきょう)」といいます。建荷協は、建設荷役車両にかかわるすべての企業の、労働災害の防止や経営基盤の強化のために、さまざまなサポートを行っている機関です。

建荷協の設立は1978(昭和53)年。本部は東京都千代田区にあり、47都道府県に支部も設置されています。また、令和3(2021)年現在、その会員数は4,133社となっています。

災害事例をイラストで分かりやすく紹介したり、特自検(特定自主検査)の推進をしたりするなど、労働災害防止を中心に活動しています。

建設荷役車両安全技術協会(建荷協)の目的は?

建設荷役車両安全技術協会(建荷協)は、主に次に挙げる企業やユーザーから構成されている団体です。

・建設荷役車両(建設機械および荷役運搬機械)の検査・整備業
・建設荷役車両(建設機械および荷役運搬機械)のメーカー
・建設荷役車両(建設機械および荷役運搬機械)のリース・レンタル業者
・建設荷役車両(建設機械および荷役運搬機械)のユーザー

このように、企業やユーザーが協力して、建荷協のさまざまな活動を行なっています。

その活動の目的は、建設荷役車両の性能の保持向上と、作業の安全を確保するための定期自主検査制度の定着化です。

建設荷役車両安全技術協会(建荷協)の活動にはどんなものがある?

建設荷役車両安全技術協会(建荷協)の主な活動は、次の5つとなっています。

建荷協の主な活動

1. 特自検の普及促進
2. 研修教育などの実施
3. 情報・資料の提供
4. 検査・整備の基盤強化
5. 委員会活動

それぞれの活動について1つずつ紹介します。

特自検の普及促進

建荷協の活動の1つ目は、特自検の普及を促進することです。

特自検とは、「特定自主検査」の略称で、建設機械(油圧ショベルなど)や荷役運搬機械(フォークリフトなど)にかかわる検査です。定期自主検査を行わなければならない機械のうち、建設機械や荷役運搬機械などの特定の機械については、1年以内に1回(不整地運搬車は2年に1回)、一定の資格を持つ検査者の検査を受けなければなりません。この検査が、特自検です。

建荷協では、この特自検のために必要な技術・情報・資料の提供や、研修・指導を実施することで、特自検を広めるよう努めています。

具体的には、次のような活動を実施しています。

・特定自主検査済標章(ステッカー)などの発行・管理
・登録検査業者及び事業内検査実施事業場銘板の作成と配布
・検査記録表の作成・管理
・巡回指導員による現地指導
・特定自主検査強調月間の実施

研修教育などの実施

建荷協の2つ目の活動は、研修教育などの実施です。

検査者資格の養成や技術情報の提供によって、建荷協は定期自主検査・特定自主検査の定着化を目指しています。

検査者資格の取得や、たえまなく進歩する技術の習得を要する建設業関係者に向けて、建荷協はさまざまな研修教育を実施しています。

具体的な活動の主なものは、次のとおりです。

・特定自主検査者資格取得研修
・特定自主検査者能力向上教育
・特定自主検査者実務研修
・定期自主検査者安全教育
・運転技能講習
・特定自主検査管理者セミナー
・経営者セミナー

情報・資料の提供

3つ目に紹介する建荷協の活動は、情報・資料の提供です。

機関誌「建設荷役車両」の発行・配布をはじめとした広報活動や、技術資料などの作成・頒布を行なっています。

建荷協が作成・発行している主なもの

・機関誌「建設荷役車両」
・特定自主検査PR用ポスター・リーフレット
・特定自主検査の検査者資格取得に必要な研修用テキストや、各種教育用テキスト
・車両系建設機械や荷役運搬機械に関する法令、通達、指針など
・特定自主検査の実施に必要な検査マニュアル、基準値表など
・作業の安全確保に役立つ参考図書としての各種ガイドブック、実践ガイド、イラスト集など

検査・整備の基盤強化

建荷協の活動の4つ目は、検査・整備の基盤強化です。

検査・整備の現場における労働災害の防止のために、安全管理活動手法(リスクアセスメントなど)にかかわる資料の公開などを行なっています。

また、企業などによる技術・技能についての競技会などで、成績が優秀だった人への表彰も実施しています。

委員会活動

最後に、建荷協の委員会活動について紹介します。

建荷協には、特自検委員会、広報委員会、研修委員会、検査・整備技術委員会の4つの委員会が設置されています。各委員会では、協会の活動を実施する上で必要なさまざまな事項について検討されています。

建設荷役車両安全技術協会(建荷協)への入会方法

建荷協に入会する方法は2つあります。

・最寄りの建荷協支部へ電話する
・「建荷協への入会のおすすめ」をダウンロードし、最後のページにある「入会申込連絡書」を記入の上、FAXまたは郵送する


建設荷役車両安全技術協会 公式サイト

興味のある方は、建荷協の公式サイトにて詳細をご確認ください。

あとがき

この記事では、「建設荷役車両安全技術協会」の概要や目的、活動内容などをお伝えしました。

労働災害のリスクが高い建設業界だからこそ、事故防止への意識を大切にしていきたいものですよね。

フォークリフトなど建設荷役車両を取り扱うあなたの作業現場を、より安全なものにするために、建荷協を活用してみてください。