LINEやInstagramなどのSNSは、建設業にとって高い効果を見込める集客ツールです。
しかし、「各SNSの特性や運用のポイントが分からない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、人気の4大SNSのユーザー層や特徴を分かりやすく解説します。
さらに、集客にSNSを活用する際のポイントも5つ紹介するので、ぜひご一読ください。
目次
建設業の集客でSNSを活用すべき理由
建設業の集客にSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を使うべき理由は、SNS利用者の多さと情報発信力の強さにあります。
SNS利用者の多さは圧倒的
従来の建設業界では、テレビや新聞を使って情報を発信してきました。
しかし、集客の中心ターゲットとなる20~40代が主に情報収集をするのは、もはやテレビや新聞ではありません。
20~40代は、インターネット、とりわけSNSから情報を集めています。
総務省の調査「年齢階層別ソーシャルネットワーキングサービスの利用状況」によると、20~40代のSNS利用率は以下の通りです。
【SNSの利用状況】
・20~29歳の90.4%が利用
・30~39歳の86.0%が利用
・40~49歳の81.5%が利用
出典:令和3年版 情報通信白書|インターネットの利用状況|総務省
上記の事実から、SNSの利用者の圧倒的な多さが分かります。
SNSの強い情報発信力
SNSでは、会社概要やサービス内容など、受注に直接結びつく情報を発信できる一方、以下の情報を気軽に伝えることも可能です。
・社内の雰囲気
・現場作業などの日々の様子
そのため、SNSの投稿を見た人に親しみを感じてもらいやすく、会社とお客様が相互にコミュニケーションを取ることもできます。
また、コンスタントにSNSで情報発信を行うことで、「今は建設業者を探していない」というお客様にも、いざ必要になった際に思い出してもらえる可能性があります。
SNSは、見込み客への潜在的アプローチを可能にする力を持っているのです。
さらに、自社ホームページへのリンクをSNSに表示させておけば、会社に興味を持ったお客様がホームページから資料請求をすることも可能です。
資料請求から受注へと至るケースも想定できるでしょう。
建設業の集客に活用したい人気SNS【4選】
SNSには、LINEやInstagramなどのさまざまなサービスがあります。
それぞれのSNSは、得意な表現方法やユーザーの特性が異なります。
そのため、集客に活用する場合には、自社のターゲットに合わせたSNSの選択が必要です。
ここでは、特に人気のある4つのSNSとそれぞれの特徴を紹介します。
LINE
ユーザー層
LINEはすべての世代で利用され、20~30代の95%以上、60代でも76.2%が利用しています。
そのため、幅広い潜在層へのアピールが可能です。
出典:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>|総務省
特徴
メッセージ機能が主体のLINE。
「LINE for Business」を利用すれば、コミュニティ内への宣伝や告知ができます。
また、有料の場合はコミュニティ外へのチラシ・告知の宣伝も可能です。
LINE活用のポイント |
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LINEは登録者数が非常に多いSNSです。 しかし、無料で利用できる宣伝はコミュニティ内のみに限られます。 そのため、無料で活用する場合は、「友だち登録を促す」アクションがカギとなります。 |
ユーザー層
Instagramのユーザーは男性よりも女性がやや多く、10~20代がメインです。
ただし、全年代での利用率も増加しているため、運用のやり方によっては30代以降の男性へのアプローチも可能です。
特徴
Instagramは、写真・動画の投稿に特化しています。
そのため、写真を利用して実際の施工事例や現場作業をアピールするのに最適です。
Instagramでは、LINEと同じくフォローしているアカウント以外の投稿は流れません。
ただし、「ハッシュタグ(#)」をたどる閲覧スタイルを持っているため、活用方法によっては多くの人に投稿を見てもらえます。
Instagram活用のポイント |
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ハッシュタグの上手な活用で、情報を大きく拡散できるInstagramは、集客だけではなく求人にも利用可能です。 写真の質が拡散のポイントであるため、投稿写真は厳選することをおすすめします。 |
ユーザー層
Twitterのユーザーは10~30代がメイン。
実際の友人や、共通の趣味などを持つオンライン上での友人との交流のために利用されることが多い傾向です。
特徴
140文字以内の短い文や、画像・動画などを投稿できるTwitter。
匿名性のあるSNSであるため、後追い営業は難しい反面、本音が飛び交うメディアです。
また、「リツイート機能」の利用によって、爆発的な情報拡散を狙うことができます。
Twitter活用のポイント |
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Twitterは投稿時間順に更新されていくSNSです。 そのため、質より数で露出機会を増やしましょう。 ブランディングのカギは、共感や親近感を上手に引き出すことです。 |
ユーザー層
世界中に多くのユーザーを持つFacebook。
20台以上の利用者が多く、ビジネスで利用するユーザーが多い傾向です。
特徴
実名登録が原則とされているFacebookは、ほかのSNSと比べて信頼感の高いメディアです。
出身地や職場などの登録情報や、友だちの「いいね!」をもとに投稿が流れるスタイルであるため、利用者のニーズに合わせて情報が届きやすいのが特徴です。
Facebook活用のポイント |
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登録者の情報量が多いFacebookでは、狙った層へピンポイントで広告を出すことができます。 無料利用の場合は、コンテンツのまめな更新と、「友だち」や「いいね!」の獲得がカギとなります。 |
建設業のSNS集客で押さえておきたいポイント5つ
SNSは建設業の集客に大きな効果をもたらすツールです。
しかし、効果的にSNSを活用するためには、押さえておきたいポイントがいくつかあります。
・適切な管理
・ターゲットの決定
・複数媒体の活用
・分析と改善
・他社との差別化
上記に挙げたSNS集客のポイントを、それぞれ詳しく解説します。
適切に管理する
SNSは気軽に始められ、手の空いた社員が自由に投稿するような運用も可能です。
しかし、適切に管理しなければ情報漏洩などのリスクが生じます。
自社のSNS運営に反響があった場合でも、ずさんな体制で運用を続けるのは危険です。
SNS運用体制をしっかりと整え、担当者が計画的に運用しましょう。
ターゲットを決める
SNS集客では、ターゲットの定義が必須です。
施工事例や建設作業の様子をせっかく投稿しても、投稿を見てもらいたい・獲得したい人の目に留まらなければ意味を成しません。
まずはターゲットをしっかりと定めた上で、投稿内容やハッシュタグ、投稿のタイミングなどを工夫しましょう。
複数の媒体を活用する
SNSは、自社を認知してもらうきっかけとなる優れたツールですが、SNSのみに依存するマーケティングでは不十分です。
いずれのSNSにおいても、文字数や表現には限りがあり、投稿だけでは自社のアピールは完結しません。
そのため、例えば、SNSとあわせてホームページにも力を注ぎましょう。
SNSの投稿を見たユーザーが、会社やサービスについて疑問や興味を抱いたときに、事業内容などを伝えるホームページがあれば、興味をさらに深めることが可能です。
SNSの認知力や拡散力と、豊富で具体的な情報を掲載した掲載したホームページをかけあわせれば、高い集客効果を期待できます。
また、SNSのほかにホームページという媒体を活用しておくことで、万が一SNSでよくない情報が拡散された場合でも、訂正しやすくなります。
分析と改善を行う
ターゲットの求める情報がよく分からないまま運用を続けても、なかなか集客につながりません。
SNS運用を始めたら、狙ったターゲットのニーズに沿った情報を発信できているか、投稿頻度は適切かといった点について、分析・改善を行いましょう。
定期的な分析と改善によって、SNSの集客効果は高まっていきます。
他社との差別化を意識する
SNS集客の成功のために大切なのは、自社の強みや特徴をアピールすることだけではありません。
集客には、ほかの建設業者との差別化を意識しましょう。
競合する建設業者のSNSの特性や、他社と比べて自社だけのアピールポイントをユーザーに伝えられているかなどの点を確認します。
他社との違いは、SNSユーザーが実際に施工依頼先を決めるための重要なきっかけとなるため、コンテンツ内容の差別化を重視してください。
あとがき
利用者の多さと情報発信力の強さから、SNSは建設業の集客にぜひ活用したいツールです。
人気のSNSはLINE・Instagram・Twitter・Facebookの4つで、それぞれ異なるユーザー層や特徴を持っているため、自社に合ったSNS選びがポイントとなります。
また、ターゲットや自社のアピールポイントを明確にすることも重要です。
効果的なSNS運用を行い、集客力アップを目指しましょう。
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