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建設キャリアアップシステムの料金|必要費を3ステップに分けて紹介!

建築コラム

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建設キャリアアップシステムの料金

建設キャリアアップシステムを利用するには、さまざまな料金がかかります。
しかし、必要な費用の全体を理解するのが難しいと感じる人は少なくありません。

この記事では、建設キャリアアップシステムの利用に必要な費用を、「初期費用」「ランニングコスト」「その他の費用」に分けて解説します。
必要経費を考える上での参考になるので、ぜひ最後までご一読ください。

【ステップ1】建設キャリアアップシステムの初期費用

建設キャリアアップシステムには、初期費用として以下の2つの登録料が必要です。

・技能登録料
・事業者登録料

それぞれの料金について詳しく見てみましょう。

技能者登録料

技能者本人の氏名で登録する技能者登録は、建設キャリアアップカードの発行のために必要な手続きです。

登録の有効期限はおよそ10年(カードの発行日から発行9年経過後の、最初の誕生日まで)。
ただし、申請時の年齢が60歳以上の場合の有効期限は、カードの発行から14年目の誕生日までです。
また、本人確認書類を提出していない場合は、カード発行日から2年目の誕生日までが有効期限となります。

技能者登録料は以下の通りです。

・インターネット申請の場合…簡略型:2,500円/詳細型:4,900円
・認定登録機関申請の場合…4,900円

申請時の年齢が60歳以上の場合は、インターネット申請の料金が500円割引きされ、「簡略型:2,000円」「詳細型:4,400円」となります(2023年3月末まで適用)。

・簡略型と詳細型

インターネット申請の場合、技能者登録は「簡略型」と「詳細型」を選ぶことができます。

簡略型とは、本人・所属事業者・社会保険の情報の登録のみでカードが発行される方式です。

詳細型とは、本人・所属事業者・社会保険に加え、保有資格の情報を登録してカードが発行される方式です。
建設技能者の能力評価制度(レベル判定)申請には詳細型の登録が必要になります。

なお、認定登録機関での申請の場合は、詳細型登録のみが受付されます。

・カード再発行費用

カードの紛失や破損、券面の書き換えを要する場合は、再発行費用として1,000円必要です。

事業者登録料

会社名で登録する事業者登録は、建設キャリアアップシステムを利用するために必要です。
登録の有効期間は5年間で、登録完了日から5年後の登録月末まで有効です。

事業者登録料は、事業者の資本金額によって異なります。

・一人親方…0円
・500万円未満(個人事業主含む)…6,000円
・500万円以上1,000万円未満…1万2,000円
・1,000万円以上2,000万円未満…2万4,000円
・2,000万円以上5,000万円未満…4万8,000円
・5,000万円以上1億円未満…6万円
・1億円以上3億円未満…12万円
・3億円以上10億円未満…24万円
・10億円以上50億円未満…48万円
・50億円以上100億円未満…60万円
・100億円以上500億円未満…120万円
・500億円以上…240万円

【ステップ2】建設キャリアアップシステムのランニングコスト

建設キャリアアップシステムの利用にあたって必要なのは、2つのランニングコストです。

・管理者ID利用料
・現場利用料

2つのランニングコストについて詳しく説明します。

管理者ID利用料

管理者ID利用料は、建設キャリアアップシステムで事業者情報を管理するために、年に1回の支払いが必要です。

1個のIDあたりの利用料…1万1,400円

なお、一人親方の管理者ID利用料は2,400円現場管理者IDは登録料無料です。

また、管理者IDは追加登録が可能ですが、その場合は別に1万1,400円の費用がかかります。

現場利用料

建設キャリアアップシステムでは、現場情報の登録は元請会社が行います。
元請会社が登録した現場情報に、技能者の就業データが蓄積すると発生する費用が現場利用料です。

元請け会社は、一定期間ごとに現場利用料の事後精算をします。

1人日・現場あたり…10円

例えば、10人の技能者が30日就業した場合は「10人×30日×10円」という計算になり、支払うべき現場利用料は3,000円です。

【ステップ3】建設キャリアアップシステムのその他の費用

建設キャリアアップシステムの初期費用とランニングコストについて解説してきましたが、ここからは「その他の費用」をご紹介します。

その他の費用は以下の通りです。

・パソコンやスマートフォンなど
・カードリーダー
・インターネット接続環境
・「建レコ」などの就業履歴蓄積アプリ
・行政書士などの専門家に登録を依頼する場合は、依頼料

建設キャリアアップシステムへの登録後、元請け会社は現場にパソコンなどの端末カードリーダーを設置し、技能者がカードをタッチできる環境を整えます。
また、インターネット接続環境や「建レコ」などの就業履歴蓄積アプリの用意も必要です。

参考:No287 就業履歴蓄積のため、建レコなどについて教えてください(アプリのダウンロード、カードリーダー、運用方法など)|建設キャリアアップシステム

端末の種類やインターネット会社によって費用は異なるため、ある程度リサーチすることをおすすめします。

なお、建設キャリアアップシステムの登録の時点で、登録作業を行政書士などの専門家に依頼する場合は、代行料や依頼料もかかります。

あとがき

今回は、建設キャリアアップシステムを利用するために必要な費用を、「初期費用」「ランニングコスト」「その他の費用」の3ステップに分けて解説しました。
料金の全体像をつかむことで、登録・利用に対する疑問や不安が少しでも解消できたら幸いです。

細かな情報については建設キャリアアップシステムの公式サイトに記載されているため、必要に応じて確認してください。

参考:ご利用方法・料金|建設キャリアアップシステム

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