建設業で「もっと集客したい」「よい職人を確保したい」と思ったときにおすすめなのが、建設マッチングサービスです。
利用者は順調に増加しているため、流れに乗っておくに越したことはありません。
しかし、建設業のマッチングサービスにはさまざまな種類があるため、どれを選べばよいのか分からなくなってしまいますよね。
今回は、おすすめの建設マッチングサービスを5つご紹介します。
また、建設業のマッチングサービスを選ぶポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
建設業界のマッチングサービスとは?
建設業界のマッチングサービスとは、建設業の発注者と受注者が、インターネット上でつながれる仕組みを指します。
仕事を単発で依頼したい一人親方や、受注を増やしたい個人の職人など、建設業界のさまざまな立場の人にとって利便性の高いサービスです。
建設業界のマッチングサービスのメリット3選
建設マッチングサービスを利用した場合に得られる具体的なメリットは、以下の3つです。
・Webサイトで取引きできる
・人手不足を解消できる
・事業を拡大できる
Webサイトで取引きできる
最近は建設業界内においても、インターネットを活用した取引きが主流です。
会社同士の取引きでも、対面の営業よりWebサイトを利用した取引きや受発注が増えつつあります。
インターネット上の取引きは、業務の依頼・受注を目的としたものから雇用契約を結ぶ目的のものまで、多種多様です。
目的に合ったマッチングサービスを活用すれば、Webサイトの取引きという時代の流れに乗り遅れずに、事業を進められます。
人手不足を解消できる
建設業界で継続して事業を成長させるためには、若い世代の働き手を確保することが、非常に重要なポイントとなります。
若年層は、インターネットの活用に比較的抵抗を感じにくい世代です。
そのため建設業界のマッチングサービスは、若年層の就業者に適したサービスであると言えます。
マッチングサービスは、インターネット上で手軽に契約を完了できます。
若い世代の就業者にとって、建設業の仕事と出会う有用なツールとなるでしょう。
事業を拡大できる
インターネット上で取引きできるマッチングサービスを使えば、これまで営業活動を行っていなかったエリアにも事業拡大を図れます。
対面の営業活動では人脈に重きを置く必要があり、協力会社のないエリアでは事業拡大が困難でした。
しかし、マッチングサービスを使った場合、人脈のないエリアであっても、希望条件で検索して契約まで完了することが可能です。
例えば、元請会社がエリア外であるために受注をためらっていた案件でも、マッチングサービスを活用すれば、取引きを進められる可能性が生じます。
建設業界のマッチングサービスを選ぶポイント
建設業のマッチングサービスを選ぶ際には、無駄な登録をしないためにも、以下の3つのポイントを押さえておくことをおすすめします。
アプリの有無 |
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アプリがあるマッチングサービスの場合、操作が簡単にできるので、気軽な受注活動が可能です。 ただし、「誰でも簡単に操作できる」という点が、無責任なやりとりにつながる危険性もあります。 |
登録者数・登録会社数 |
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登録者や登録会社の数が多ければ案件数も多くなり、仕事につながりやすくなります。 しかし、登録者・登録会社数が多いだけでなく、目的に合った相手同士をしっかりとつなげられるシステムかどうかを、見極める必要があるでしょう。 |
サポート体制 |
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建設マッチングサービスでは、トラブルが発生することもあります。 サポート体制がしっかり機能しているかどうかは、重要なポイントです。 公式サイトの更新頻度や「よくある質問」の数などで、利用者によりそったサポートを実施しているかどうかを確認しましょう。 |
建設業界のおすすめマッチングサービス5選
いくつもある建設マッチングサービスの中から、おすすめのサービス5つをご紹介します。
おすすめは以下のマッチングサービスです。
・クラフトバンク
・助太刀
・請負市場
・ツクリンク
・キャリコン
上の5社は登録者数・登録会社数が多く、初めての方でも簡単に利用できます。
登録は無料でできるので、試しに登録して様子を見るのもよいでしょう。
クラフトバンク
クラフトバンクは、全国約20,000社が登録する建設業のマッチングサービスです。
対応エリアや工種、物件のジャンル不問で工事案件を登録できます。
登録と案件掲載のみの場合は、利用料は無料です。
有料会員になった場合、案件掲載の代理入稿や、マッチングしたい企業との面談サポート紹介も引き受けています。
利用を希望するサービスを選んで使う「コイン制度」が設けられているため、必要なサービスに限定してコストをかけることが可能です。
助太刀(すけだち)
助太刀は、条件に合った職人や工事会社と出会えるマッチングサービスです。
専用アプリは使い勝手がよく、発注者と職人がLINE(ライン)のような感覚で直接メッセージのやりとりを行えます。
条件が合った場合は、すぐにでも施工を始められるのが助太刀の魅力。
スピーディーかつ効率的に取引きしたい人には、非常に利用しやすいサービスと言えます。
また、工事代金はアプリ内で助太刀が立て替える方式なので、受注者にすぐに支払われます。
初心者でも安心して取引きできるのではないでしょうか。
フリープランの場合、基本的に無料で利用可能です。
ただし、検索や条件のしぼり込みなどには制限がかかります。
一方、有料プランに申し込むと、現場・職人検索が可能です。
工事会社や工務店向けのプランも提供されているため、サポートの幅は多様性に富んでいます。
請負市場
請負市場は、全国29,322の登録会社とマッチングでき、11,797の掲載案件から工事案件を探したり発注したりできるサービスです(2022年12月22日現在)。
公式サイト内には評価制度があります。
登録している相手の技術力や丁寧さなどが分かりやすく掲載されているので、比較的安心して利用することが可能です。
工事案件を依頼する側は、会員登録と依頼内容の登録をするだけで済みます。
依頼内容の投稿や削除はスマホですぐにできるので、インターネットに慣れていない場合でも簡単に操作できるでしょう。
ツクリンク
ツクリンクは、全国60,000社以上の建設会社が参加している大規模なマッチングサービスです。
元請会社・協力会社・職人のマッチングを無料で実施しています。
専用アプリがあり、クラウドサービスとの連携が可能です。
協力会社募集と元請会社募集を投稿できるため、急な仕事や空きが生じた際に頼りになります。
また、建材屋・金物屋・工具屋・ホームセンターなどを検索できる機能を搭載。
緊急で建材を買いそろえる必要が発生した場合に、近隣の店舗をすばやく探せます。
キャリコン
キャリコンは、初期費用・月額費用をかけずに無料で利用できるマッチングサービスです。
全国から元請会社・下請会社を検索できます。
掲載案件にはリフォームや電気水道工事も含まれ、種類が幅広いのが特徴です。
自社実績やPRを掲載しているページもあるため、画像付きの施工事例や保有資格者情報などから、最適な建設業者を探して発注できます。
また、すべての登録会社を対象とした、第三者機関の与信チェックを実施。
取引きで生じるリスクを最小限に抑え、安心して利用できます。
あとがき
建設業のマッチングサービスは、人材不足の解消や事業の拡大に役立つツールです。
人手やスケジュールに急な空きが出た場合にも便利です。
無料かつ簡単に使えるサービスも多いため、まずは気になる建設マッチングサービスに登録してみるのはいかがでしょうか。